世田谷区議会第2回定例会報告(4)「学校いじめ防止基本方針について」

2014年6月23日 22時03分 | カテゴリー: 活動報告

昨年9月に「いじめ防止対策推進法」が施行されました。しかし、厳罰化や道徳教育の押しつけなど、いじめ問題の解決に本当につながるのか疑問視されています。東京都教育委員会が昨年作成した「生活指導統一基準」でも、威圧行動、いじめなどの行為には「停学・退学」を基準とする、また学校と警察との連携などいじめへの厳罰化が強化されています。 

厳罰化は、新たな攻撃行動を生みだすとともに、いじめを潜在化、深刻化させてしまう可能性があります。

いじめはもちろん無くしていかなくてはいけません。ただ、いじめを悪として、禁止や罰の対象とするのでなく、起こりうるものとして早期発見、早期対応が必要です。そして、その解決には、子どもを主体として、まずは子どもがどのように解決したいかなど、子どもに寄り添い、いじめの背景など根本的な問題に対処していくことが大切です。さらに、いじめを予防するためには、自己肯定感を高めるとともに、多様性を認め、お互いの人権を尊重し、助けを求る力を育む、人権教育に力を入れていくことが必要です。

各学校に策定が義務付けられた、「学校いじめ防止基本方針」にもこうした子どもの権利の視点について盛り込んでいくことを求めました。

 「せたホッと」は「世田谷区立子ども・子育て総合センター」の3階にあり ます


世田谷区では、昨年度より、子どもに権利侵害があったときなど、問題の解決のために子どもに寄り添い、サポートする第三者機関である、子どもの人権擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」を設置しています。いじめ対策には、こうした機関と学校が密接に連携して取り組んでいくことも必要です。教員研修に取り入れるなど、学校との普段からの顔の見える関係や信頼関係づくり、人権教育などいじめ予防においても、せたホッとと学校との連携を求めました。