世田谷区議会第2回定例会報告(3)「ヤングケアラーへの支援について」

2014年6月23日 20時56分 | カテゴリー: 活動報告

イギリスでは、慢性的な病気や障害、精神的な問題などを抱える家族の世話や介護をしている18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と呼び、支援策が講じられています。勉強やクラブ活動などその世代ですべき経験ができないこと、同世代からの孤立、社会的な支援を知らずつながりにくいこと、また、職業選択や人生の機会が制限されることや精神的負担など様々な課題があります。

日本でも、子どもが親や兄弟などの介護の担い手となっている現状が明らかとなってきました。

成蹊大学が2013年にソーシャルワーカー402人に行ったアンケート調査によると、「18歳以下の子どもが家族の介護をしている」と答えた人は約35%と、決して少なくありません。中には外部のサポートが全くない子どももいたとの回答もありました。

介護が必要な人は支援につながっても、その世帯にいる子どもには目を向けられていないのが現状です。こうした子どもの実態やニーズを把握し、負担を減らすために、子どもの権利を保障し、サービスの提供や心のケアなどの支援を求めました。

 世田谷区では、ヤングケアラーの実態は把握されていません。世田谷区は、「今後可能な限りその把握に努め、当事者の声を聞きながら、支援策について検討していきたい」とのこと。

国連「子どもの権利条約」に掲げている、「子どもの健やかな成長」「子どもの最善の利益」を保障するためにも、世田谷区からヤングケアラーを支える取組みを発信していきたいと考えています。