区内施設における石けん利用について

2013年2月28日 09時58分 | カテゴリー: 活動報告

合成洗剤は、皮膚障がいや味覚機能の低下を引き起こすだけでなく、皮膚から吸収され体内への影響が指摘されています。また、生分解性が低く、魚など水生生物への影響、浄水場での飲料水の汚染、下水処理施設の機能低下など、安全性だけでなく環境の面からも問題があります。

世田谷区では、早くから、保育園や区立小中学校で、給食には、石けんを使用して、直接口にする食器の洗浄を行ってきました。しかし、区立保育園では、2年前より合成界面活性剤を含む複合せっけんに変わっています。また手洗い用には、皮膚への刺激や発がん性があり、環境への影響も心配される殺菌剤のイソプロピルメチルフェノール、安全性に問題のあるエデト酸塩や緑色201号などのタール色素を含む緑色の液体石けんが使われています。特に大人よりも影響を受けやすい子どもの施設では、安全性の面からも無添加の石けんの利用を求めます。見解を伺います。

 

世田谷区は環境行動指針において、川を汚さないように区民に石けんの利用を促しています

しかし、世田谷区内の庁舎や区民センターなどの公共施設では、手洗いや食器洗いに合成洗剤が多く使われているのが現状です。中には人の健康や生態系に有害な化学物質としてPRTR法に指定されている成分を含むものもあります。区民が、石けん利用を進めるためには、公の場でモデルを見せていくことが必要です。

世田谷区の公共施設における石けん利用の徹底について対策を伺います。

 

現在、調理後の廃食油をリサイクルした石けんの利用が広がっています。廃食油は、そのまま下水に流してしまうと、排水管を詰まらせたり、水を汚す原因になります。世田谷区では1年間で約6トンの油を回収していて、そのうちの一部が石けんにリサイクルされています。このリサイクル石けんを公共施設で利用することで、環境や安全性の面だけでなく、区内の廃棄物が目に見える形で循環し、リサイクルへの意識付けとなります。豊島区や小金井市などでは、本庁舎や区民センターなどのトイレの液体せっけんをすべてリサイクル石けんに切り替えました。

世田谷区でも、まずは本庁舎において、リサイクル石けんを利用すべきと考えます。見解を伺います。

 

柏市や我孫子市では消費者教育事業として、石けんを普及するために石けん利用推進協議会を設置し、石けんの講座や石けん使用の調査研究などに取り組んでいます。環境行動指針において、区民に石けんの利用を促している世田谷区として、石けん利用を進めるためには、その安全性環境への影響、正しい石けんの使い方などについて区民や職員へ充分な周知が必要です。今後の取り組みについて伺います。