年頭にあたって

2013年1月2日 10時53分 | カテゴリー: 活動報告

新しい年を迎えました。

昨年は、世田谷区では、保育園や学校給食の放射性物質検査が4月に始まり、また、10月には区民持ち込みの食品の放射性物質検査が開始されるなど、福島第一原発事故以降、生活者ネットワークが求めてきた様々な放射能対策が進みました。

昨年、自らが広島で被爆し、以降被爆者の治療をされてきた医師である肥田舜太郎先生の講演会に参加しましたが、先生は、東京に住む子どもたちにも今後放射能の影響が出てくるだろうとおっしゃっています。私たちは、今後数十年、数百年続く放射能汚染に向き合っていかなくてはなりません。子ども達を放射能から守るためには、放射能測定の充実、そして放射能について正しく理解し、被曝を避ける力をつけるための放射能教育、また子どもたちの健康調査などが必要です。

昨年末の選挙では、自民党が圧勝し、安倍内閣が発足しました。

昨年は5月5日から2カ月間に渡り、1970年以来42年ぶりに日本のすべての原子力発電所が稼働停止し、原発がなくても問題はないことが明らかになりました。また、昨年の7月の代々木公園の17万人集会や首相官邸前デモ、国会包囲デモなど多くの国民が立ち上がり、原発に「ノー」を突きつけました。それにも関わらず、安倍内閣は、民主党政権が打ち出した「2030年代に原発稼働ゼロ」を目指すとしたエネルギー政策」を踏襲せず、「政府の責任で再稼働する」としています。

さらに、放射能汚染もないものとし、今後の放射能対策の後退が懸念されます。

民意とかけ離れた政策が進みかねない国において、益々私たちに身近な自治体での取り組みが求められます。

昨年、世田谷区でPPS(特定規模電気事業者)を導入すると、日本全国で話題になりましたが、私は、世田谷区が率先した取り組みを実施し、発信することで、日本全体を変えられると考えています。

生活者ネットワークは、世田谷から原発に頼らない社会を作るために、公共施設における省エネ機器や自然エネルギーの導入、住宅のエコ改修への助成、地域の事業所や市民協働型の自然エネルギーの推進など、省エネ・地域分散型エネルギー実現に向けて、率先した取り組みを求めていきます。

今年も、区民の皆様が安心して安全に暮らしていける社会を作るために、そして子ども達の未来のために、区民の皆様とともに様々な取り組みを進めて参ります。

本年の皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。

てるや里見