区民持ち込みの食品の放射性物質検査を開始しました

2012年10月24日 15時39分 | カテゴリー: 活動報告

9月30日の朝日新聞によると、4月に食品に含まれる放射性物質の新基準が導入されてから半年間に、国や自治体が検査した約11万4千件のうち、約1%の1394件の食品が基準値を超えています。10の都道府県では、魚などの水産物やキノコを中心に、108品目が新たに国の指示で出荷停止され、流通品から基準値超えが見つかったケースも、4~8月で14件ありました。
最近でも、きのこ、栗、魚(特に淡水魚)、米、サツマイモ、レンコン、ブドウ、大豆などから、放射性セシウムが検出されています。
行政による食品検査は出荷前検査が中心で、流通品にはほとんど手が回らないのが現状です。食品摂取による低線量内部被曝の健康不安を訴える区民の方からの相談も寄せられました。

 生活者ネットワークでは、昨年から、消費者庁から無償貸与される放射性物質測定機器を導入し、区民自身が測定できる検査機関の設置を求めてきました。
ようやく、10月16日より、世田谷区が区民持ち込みによる食品の放射性物質検査を開始しました。測定機器は、世田谷保健所試験検査室に設置され、職員の指導のもと、自分で検査をします。
測定は無料で、流通している食品だけでなく、庭や畑でとれた食品や、いただき物の食品も測定できます。しかし、測定は食品に限られ、飲料水は規制基準値が低い、井戸水は飲用ではないので基準値がないという理由で、検査の対象外となっています。

 今回の、第3回定例会決算特別委員会で、この新しく始まった検査について、多くの方にお知らせするために、図書館やまちづくりセンター、また、学校や保育園などでも配布すること、そして放射能汚染は長期に渡るため、小金井市のような区民と協働した検査室への展開を求めました。
これからも、食の安心・安全のために、この機器を有効活用できるように求めていきます。