大震災に寄せて

2011年3月23日 15時08分 | カテゴリー: 活動報告

この度の地震、津波で被災された方には心からお見舞い申し上げ、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

福島原発事故においては、避難されている周辺の皆様の心情を考えると言葉もありません。福島で作られる電気は、福島で消費されず、首都圏で使われるものであり、首都圏の人はある意味加害者であることをきちんと受け止め、謝罪しなくてはならないと思います。
また、大量の被爆を覚悟されながら、原発事故を最小限にするために現場で頑張っている東電職員の方、消防庁及び自衛隊の方々には、心から感謝を申し上げます。
原発事故の一日でも早い解決と、被災地の復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

私は、5年前に鎌中ひとみ監督の映画「六ヶ所村ラプソディー」を観て、六ヶ所再処理工場のこと、そして、再処理工場は原発が一年で放出する放射能を一日で放出し、本格稼動すれば、周りの農産物や海産物への影響は計り知れないことを知り、子どもの未来のためになんとかして本格稼動を止めたいと、
まずは多くの人に知ってもらうために、再処理工場を含む核燃料サイクル、原子力発電、自然エネルギーなどエネルギー問題に関する勉強会や講演会、映画の上映会を生協などで企画してきました。
原子力発電のことを知れば知るほど、持続可能な社会を作るためには、原発と人類は共存できないこと、そして、このまま共存していけば、地震の多い日本では、いつかはチェルノブイリのような大事故を起こし、取り返しのつかない事になると思い、脱原発をめざして活動を続けてきました。
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が、講演会で「子どもたちには原子力を選択した責任はありません。その上、子どもは放射線に対して敏感です。何としても子どもたちは放射能から守らなければなりません。」とおっしゃっていました。
脱原発に向けてもっとがんばっていればと、子ども達に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でも、今、私達大人がするべきことは、この大震災を教訓に、みんなが安心して幸せに生きられるために、持続可能な社会を作るために、どんな社会を作っていったらよいのか真剣に考え、行動することです。
この震災で、1人ひとりが「何か力になりたい!」と、自発的に募金や支援物資を集めたり、現地に入って支援したり、たくさんの人が一歩を踏み出しています。

世界からも、たくさんの応援メッセージが寄せられています。

各国でもが原発政策の見直しが始まりました。
今は、日本が世界が大きく変わるチャンスだと思います。

まずは、世田谷から、持続可能な社会へ。

そのために、特に区内への自然エネルギーの導入に取り組んでいきます。
これは、温暖化対策だけでなく、エネルギーの自給率を上げ、化石燃料に依存しない社会を作ることができます。また、エネルギーを地産地消することで地域が活性化されます。
また、今回の停電で、病院や人工呼吸器など自宅療養をしている家、また信号などでエネルギーの自家発電の必要性が浮き彫りにされました。自家発電にも、自然エネルギーの導入を検討していきます。

また、震災後に世田谷・生活者ネットワークでは、アンケート調査を実施しています。
多くの方から、「区内放送が聞こえない」「HPを観られないので、停電などの情報が入らない」などの声を頂きました。
また、たくさんの方が、今回のことで、近所の人に助けられた、地域や人とつながりの大切さや、人と話すことでいかに安心できるかを感じたとおっしゃっていました。
災害対策のためにも、情報をどのようにしたら迅速に確実に届けられるか、また、人とのつながりを作るために地域のコミュニティをどのように作っていくか、ぜひ取り組んでいきたいと思っています。