「ごみゼロ社会も夢じゃない!!」

2011年2月19日 14時53分 | カテゴリー: 活動報告

2月5日、烏山区民センターにて、世田谷地域協議会主催で、「子どもたちの未来は私たちの手に〜田中優さんのお話を聞いて子どもたちの未来を考えよう!」と題し、田中優氏をお招きして、環境学習会を開催しました。
当日、会場は満席で、赤ちゃん連れのお母さんや若者など、たくさんの方にご出席頂きました。
田中優氏は、地域での脱原発やリサイクルの市民運動を出発点に、環境、経済、平和などさまざまなNGO活動に関わっています。
普段は、原発や温暖化、戦争などのテーマを中心に話されることが多い田中氏ですが、今回はごみについて、貴重なお話しを伺うことができました。
現在の容器リサイクル法では、リサイクル費の85%は自治体負担、つまり税金で支払われていて、税金は湯水のように使い、業界は利益を得るというしくみになっていること、一方、リユースビンのリサイクル費はすべてメーカー負担のため、この法律が制定されてから、メーカーはリユースビンを辞めてワンウェイ容器を選択するようになっていましまいました。
でも、もしリサイクル費を全額メーカー負担にすれば、リユースビンは容器の中では一番リサイクル費用が低いため、税負担が高くリサイクル費用が最も高いペットボトルよりリユースびんの利用が進むようになります。
つまり、社会のしくみを変えれば、この現状を変えることができるのです。
アルミ缶も紙も、油も、現在リサイクルが進まなくなってしまっていますが、これも、インドネシアなどでの日本のODAの搾取によって新品より安い製品が入ってくるからで、これも社会のしくみの問題です。
今、埼玉県小川町では、生ゴミを回収して、メタンガス発酵させて発電し、できた液体は液肥に、電力は電力会社に売っているそうですが、やる気になれば、実はプラスチック以外、すべてリサイクルできます。
そして、プラスチックの複合製品を作らせないようにする、作ったら拡大生産者責任として、メーカーに処理義務を課すことで、ごみをゼロにすることも可能なのです。
近年、石油の枯渇が問題となっていますが、実はピークオイル(世界の石油の需要が供給を超える時)を既に迎えていて、石油製品であるプラスチックを燃やしている場合でなく、リサイクル技術が高まるまで、保管する方向性も考えないと、必ず将来問題となるとおっしゃっていました。
喘息患者が増え、都市の空気中のダイオキシン濃度もどんどん上がっているという調査結果もでていますが、、世田谷に2つある清掃工場が必要なくなったら、どんなに空気がきれいになるか。。あらためて、子ども達のためにも、社会のしくみをみんなで変えていく必要性を感じました。

世田谷区ではリサイクルに年間約15億円の税金を使用しています!!

再度になりますが、安心して生活できる社会をつくるために、このおかしな社会のしくみを変えるために「2R(リデュース、リユース)推進 国会請願署名」にぜひご協力をお願いします。

田中優氏:
「未来バンク事業組合」 理事長、「日本国際ボランティアセンター」「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表。